32歳でアーリーリタイアしたBAGUSです
大学を出て就職した当時、沢木耕太郎著の深夜特急を読みました。
主人公は著者本人で都市銀行入社の日に会社を辞め、海外を鉄道で放浪するという内容です。
この深夜特急の影響で、エリートサラリーマンでありながらも、社会からドロップアウトする人が続出し、一時期物議をかもしだしました。
鉄道マニアの私としては憧れましたが、まさにバブル経済に入ろうとしている目前、新卒で入社した会社を定年まで勤めあげるつもりで、自分にはできないことと当然決めつけたのです。
それから深夜特急の事は忘れてしまいました。
ネットワークビジネスで成功して会社を辞めた頃、1996年にテレビドラマ化され大沢たかお主演の、「深夜特急」が放映されたのです。
「トルコでは未明に外国人収容者が脱走する事を深夜特急に乗ると言った」
こんなテロップから番組は始まりました。
そして井上陽水が歌う「積み荷のない船」
この挿入歌が妙に叙情的で夢がよみがえり、鉄道乗って旅をしたいと思うようになりました。
旅行に行ったついでに鉄道に乗る事はありましたが、鉄道主体の旅行ではなく、どちらかと言うと、サーフィンが中心の旅ばかりだったのです。
それが2019年にもう一度youtubeで「深夜特急」を見て、遂に行く決断をしたのです。
そこからは2019年は以下に行きました。
①イタリア縦断
②タイバンコク→国境→マレーシアクアラルンプール
③タイ線路市場
④タイバンコク→タイ南部スラタニー
⑤ベトナムダナン⇔フエ往復
この中で深夜特急は特に距離の長い②④でしたが、その他もかなりの長時間列車でした。
1986年当時、私の友人のサラリーマンでも、深夜特急に憧れ乗った友人が何人かいます。
わかりやすく言うと、会社を辞めて、バックパッカーになった友人です。
いわゆる自分探しをしたのですね。
ただその中で全員が自分探しをできたわけではなく、いまだに自分探しをし続けてる人もいます。
その人を「深夜特急に今も乗り続けている人」と呼びますが、それが良い悪いの問題ではありません。
人生それぞれなんです。
私は1986年当時、深夜特急に乗る勇気がなかったです。
しかし今は何の躊躇もなく深夜特急に乗り、自由に降りることができます。
皆さまもご一緒に深夜特急乗りませんか。
いつも最後までお読みいただき有難うございます。
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